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着ぐるみのサンモルド

オーダーメイド着ぐるみ製作専門店 サンモルド

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【営業時間】平日10:00~18:00

経営者のブログ01

2020.10.27

皆さんこんにちは!

日本サンモルド(株)代表の辻りかです。

今日から4回にわたってブログをお届けしていきます!


勉強会などで名刺交換をさせていただくと、

「着ぐるみ屋さんの名刺は初めてもらいました!」と、

ちょっと話題になったりします。


着ぐるみを見たことがない方は恐らく少数派かと思いますが、

着ぐるみ屋さんのお仕事を見たことがない方は大多数かと思います。


子供の夢を壊してしまうから。

同業他社に製法を知られたくないから。


そんな理由で製作工程を企業秘密として隠す事に

私は「?」を感じていました。


着ぐるみを作るときに一番大切にするものはなにか。


金額。

それもあると思います。

予算あってのプロジェクトです。


しかし、それは自分たちのキャラクターをきちんと

着ぐるみ化してくれる。

再現してくれる事が前提ではないでしょうか。


お客様は中身までこだわって色々な着ぐるみ会社を

比べる権利があります。


もちろん、私たちサンモルドは製作過程を隠す事はありません。


むしろ、ここまでこだわって製作している事を

お客様にもご覧いただきたいと思い、

今回のお話しをさせて頂く事に致しました。


サンモルドはかつて全て手作りで製作する事に

誇りを持っていました。


何時間も何日もかけてベースとなるEPSを職人が削る。

FRP造形でマスクを作っていた頃もあります。


着ぐるみにマッチする小物を日常の素材から連想させて

製作する事をプロフェッショナルだと思っていました。


しかし、良いものと悪い物の差が生まれるのです。

当然の事ですが、

腕の良い職人と新人の製品は全くの別物になってしまうのです。


お客様から完成予想図の手書き三面図とは違うとお叱りを頂き、

見た目にキレイに仕上がったマスクは

人が手で削ったものが故、重量のバランスが違うので、

居住性もイマイチ。


なにより、壊れやすい。


サンモルドはこれから「着ぐるみが世界を変える」と信じていました。


よし。

機械を導入しよう。


反発する職人達の意見も、もちろんありました。

何千万円もする切削用の機会の導入は当時の経営も圧迫しました。


しかし、サンモルドはイノベーション(技術革新)する事を

恐れませんでした。


この機械導入が2000年。


「ひこにゃん」が火付け約とされる

2007年のゆるキャラブームが到来する

7年前の出来事です。


(次回へつづく)